トレチノインジェルとトレチノインジェル微粒子(トレチノイン マイクロカプセルジェル)の違い

トレチノイン(オールトランスレチノイン酸)は、1969年にニキビの治療薬としてアルバートクリグマン博士とジェームズ・フルトン博士によって開発されました。
この薬は処方箋の中で最も認識されている商品名『Retin-A』として知られており、レチノイド製品は、今日でも入手が可能です。

この薬は細胞内のシグナル伝達剤として機能し、皮膚のより深い層の細胞にシグナルを送り、新しい健康な皮膚細胞を作り出し、また、細胞の代謝サイクルを活発にさせます。
後に発見されたのは、トレチノインがニキビを排除することを可能にするメカニズムが、光損傷を治癒し、またしわを低減させ、老化プロセスを遅らせるのにも役立つことが発見されました。
トレチノインは、ビタミンAに由来する全トランスレチノイン酸であり、処方せんのみで使用が可能な治療薬です。

対して、レチノールなどの店頭薬として入手が可能なレチノイドは、オールトランスレチノイン酸の間接的な形態であり、成分自体はオールトランスレチノイン酸ではありませんが、体内で吸収された後、体内でそれに変換されます。
トレチノインジェルとトレチノインジェル微粒子(Tretinoin Gel Microsphere)の違い トレチノインクリームというのは明らかにクリームタイプですが、前述したように、トレチノインの局所薬には、主に、クリーム、ジェル、およびジェル微粒子の3つのタイプがあります。 しかし、2つのジェルタイプ、『トレチノインジェル』と『トレチノインジェル微粒子(トレチノインマイクロカプセルジェル、英語名:Tretinoin Gel Microsphere)』についての記述にはしばし紛らわしい部分があります。

私自身、長い間、トレチノインジェルはすべてジェル微粒子のタイプであるという印象を持っていましたが、実際、そうではありません。
実際にジェル微粒子とはまったく異なる通常のトレチノインジェルがあります。

通常のジェルタイプは徐放性製剤ではなく、ジェル自体に変性アルコールが多量に含まれています。 通常流通している『トレチノインジェル』については既知の通りですが、『 トレチノインジェル微粒子』の方には、変性アルコールが含まれておらず、色も濁り黄色がかっています。
ジェル微粒子はまた、マイクロスポンジと呼ばれる特別な配送システムが使用されています。マイクロスポンジは、表面が細い球状の粒子で構成されています。
多孔性のある表面はトレチノインの球面の外での持続的な流れを可能にすることで、トレチノインジェル微粒子に徐放性を持たせるのです。
この球体は非常に小さく、肉眼では見ることも感じることもできないという点は注目に値します。


マイクロスポンジ技術についてもっと知りたい方は、『Journal of Advanced Pharmaceutical Technology&Research』の記事、「Microspongesドラッグデリバリーシステムのための新しい戦略」をご覧ください。

【記事元】http://skinandtonics.com/tretinoin-gel-microsphere-0-04-generic-retin-micro-review/